『外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術』 感想
読みました
読むきっかけ
- Kindle Unlimitedに入ってしまい(?)、良さそうだと思ったため
- 本を読んでいるが、活用できていないのためそれの打開になればと
読む前の思い
- 本を活用するやり方を知りたい
印象に残った内容5点
ビジネス書の名著をしっかり読む、いわばビジネスパーソンとしての基礎体力をつけるための読書と、リベラルアーツ=教養に関する本を読む、いわばビジネスパーソンとしての個性を形成するための読書の2種類
リベラルアーツを収めるための読むべきカテゴリー
- 哲学(近・現代思想)
- 歴史(世界史・日本史)
- 心理学(認知・社会・教育)
- 医学・生理学・脳科学
- 工学(含コンピュータサイエンス)
- 生物学
- 文化人類学
リベラルアーツの読書を仕事の成果につなげるために、やらなければならないこと。それは「抽象化」(中略)抽象化とは、細かい要素を捨ててしまってミソを抜き出すこと、「要するに○○だ」とまとめてしまうこと。 モノゴトがどのように動いているか、その仕組み=基本的なメカニズムを抜き出すことです。経済学の世界ではこれを「モデル化する」と言います。
優先順位づけによる選抜です。アンダーラインの箇所がどんなに多かったとしても、イケスに放り込むのは基本的に5カ所、どんなに多くても9つまで。
リベラルアーツに関連する読書において重要なのは、単に転記するだけではなく、必ずビジネスや実生活における「示唆」を書き出すということです。(中略)
- 面白かった箇所
- ビジネスや実生活に対する示唆
- 具体的なアクションの仮説
感想
本の読み方として2種類に分類し、何度も読むべき基礎体力をつける本と読書記録をつけて記録しておく教養の本、の考え方は新しくて参考になった。特に教養本の読み方は参考になった。
ちなみに基礎本はおすすめ曼荼羅があったので、そちら参考にしてみるのもいいかなと。ただ、経営やリーダーシップなど、いわゆるビジネスパーソン向け、と感じたので、エンジニア観点では全てが参考になるかというとウーン、という感じ。
全体をざっと読んで重要な部分を抜き出す、ことは抽象化の観点から見ても非常に重要だと思った。読書は投資活動であり、アイドルタイムをへらす工夫、つまらない本を読まないようにする工夫、選ばないようにする工夫も頷けるものだった。
またビジネスの進め方としても全体を掴んで、抽象化するやり方、は必要だと感じた。
積ん読が増えてしまって、アウトプットや読み方に迷っていたが、教養本のやり方は実践していきたい。ガツガツ線引いて選んでいく行為はなかなかあってそうだと感じた。(ただ、選ぶのはけっこう大変)