アウトプット記録

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『モチベーション革命』感想

読みました。

気になった内容

  • つまり、1年中会社勤めをするのではなく、まずは自分が生活者として生きることで、世の中の潜在的なニーズを拾ってきなさいという意図が込められているのです。時間をかけて課題を解決することよりも、課題自体を発見したり、新しく課題を定義したりすることに投資するべき時代なのです。
  • 仕事と遊びの境目がなくなる時代だからといって、好き放題やればいいというわけではありません。周囲からの信頼感を得ているからこそ、自分がより得意なことに専念する状況を作るスタートラインに立つ、ということは忘れないでいてくれると嬉しいです。いつの時代も、人は信頼がすべてです。少し話は逸れましたが、これだけはずっと変わらない社会のルールなのです。
  • そんな様子を見ながら、僕はあることを考えました。それは、人は自分にはできないこと、なし得ないことに対して、いくらでもお金を払うのだ、ということです。そして、自分にはできないことをしてくれる相手に対して、人は「ありがとう」という言葉をかけるのだと。
  • 先の見えない、この変化の時代において間違いなく言えること。それは、一見非効率に見える人間の「好き」を突き詰めて、その「好き」に共感する人が「ありがとう」とお金を払ってくれる〝偏愛・嗜好性の循環〟こそが、残っていくということです。
  • よって、自分が依存する先が一ヶ所しかないと、その一ヶ所がつぶれたときに路頭に迷うことになってしまう。変化する時代を自由に、自立して生きていくことは、何にも依存しないことではありません。むしろ依存先を一ヶ所にしぼらず、複数持つことが大事です。
  • 1、「ないものがない」時代から生きる「乾けない世代」は、上の世代に比べ、「達成」や「快楽」よりも「意味合い」「良好な人間関係」「没頭」に意味を置く世代であること。この世代だからこそ作れる「新しい価値」があるということ。 2、その「新しい価値」は、自分だけの「好き」や「歪み」から生まれやすいということ。 3、「自分だけの世界の見方」を発信すると、それが他の人にとって「新しい世界の見方」になったり、既存のモノに新しい意味を与えたりする

感想

「乾けない世代」は産まれたときから揃っているから頑張る必要がない=乾けない、達成や快楽にはあまり興味がない。それよりも自分の好きなことをやることに意味を見いだす。

世の中的にもそうで、単に課題を解決するだけでは仕事にならないし、ほとんどの課題はすでに解決されている、だからこれからは課題を解決するよりも、課題を見つけるほうが必要なスキルとなってくるでしょう。そのために「乾けない世代」の没頭する力は有効に働く、と述べています。没頭できるからこそ新しいことが見つかり、それが周りにも認められるとビジネスにつながる、と。

そして、ビジネスとは人にできないことをすることでお金を生み出すことであり、そのためには人よりもそのことを突き詰めないといけない。そしてその状況(突き詰めるための時間や立場を持つ)にもっていくために仕事での信頼感は大切です。仕事で信頼を得て、好きなことを突き詰めて、ビジネスに繋がりゆく課題や歪みを見つけてそれを仕事にする それが求められてくるのではないでしょうか?

更には一つの環境や立場に依存するのではなく、そうしたコミュニティを複数持つことの重要性も語られています。

以前、尾原さんの本(『どこでも誰とでも働ける』)を読みましたが、こちらでも仕事上の信頼感を語っていた記憶があります。仕事は信頼で成り立っているもので、信頼があるからこそ相手のことを受け入れられるし、その人の好きが確かなものとして受け入れられるのではないでしょうか。

つくづく感じていることですが、技術だけではお金は稼げません。課題を見つけること、そしてその課題に対して解決策を提案できて初めてビジネスとしてなりたっていくものだと思います。

課題を見つけるためにはトップクラスまで上り詰めるか、ミドルクラスだとしても複数の分野に詳しくなって掛け合わせるか、のどちらかが有効なのではと考えています。現状、私が突き詰められるほどの好みや強みがあるかというと即答はできません。そのため最近は複数分野に詳しくなれるよう色々手広くやってみようと画策中です。

余談

ただ、これタイトルもうちょっとどうにかならなかったのですかね。。。どうモチベーションを上げるか、みたいな本かと思ったら世代間のモチベーションの違い=モチベーション革命、ということらしく、わからなくはないけど、うーーんみたいな感じです。