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『多動力』感想

読みました。

多動力 (NewsPicks Book) (幻冬舎文庫)

多動力 (NewsPicks Book) (幻冬舎文庫)

気になった内容

  • もはや、産業ごとの〝タテの壁〟は崩壊していくのだ。「この肩書きで一生食っていく」などと言っている人は、自分で自分のキャパシティを狭めてしまっているだけだと思う。
  • 「完璧主義者」は、何度もやり直し、一つの仕事にアリ地獄のようにハマってしまう。目指すべきは、完璧ではなく、完了だ。 目の前の仕事をサクサク終わらせ、次に行く。そして前の仕事には戻らない。「完了主義者」こそ、大量のプロジェクトを動かすことができる。
  • 10冊の流行のビジネス書を読むよりも、1冊の骨太の教養書を読もう。
  • メルマガに限らず物事を継続するためには、時間を短縮するよりも、やり方を一工夫しストレスがかからないようにすることが重要だ。
  • 大切なのは、働く時間の長さではなく、「一工夫」をすることで、リズム良く仕事を進めることだ。そして、「原液」となるものを生み出し、自分が動かなくとも、自分の分身にまで働いてもらう。結果、周りから見ると一人の人間がやっているとは思えない量の仕事を動かすことが可能になるのだ。

感想

単なる技術、知識だけではすぐ代用されてしまうため、単純に一つのことだけ詳しいだけでは勝ちはありません。プロ×プロの掛け算で価値を上げていく必要があります。(ここまではこれまで読んだような本でも散々語られていましたね。)

そのためには「多動力」を意識することが必要だ、とこの本では語っています。すなわち、やりたくないこと、自分でなくてもいいことにかける時間を減らして、自分にしかできないこと、自分がやりたいことへの時間をいかに増やすか?を追求する必要がある、と。

ここでいらない時間を減らすためには、やらない選択肢もあります。しかし、脳死的にただやらない・無心でこなす、のではなく、ひと工夫することが重要です。すぐにやめてしまうのではなくどうやったら効率的にできるか?このやり方が最善か?誰かに渡せないか?と考えるのです。そのいらない時間でも他の人には必要だったり、やめることで迷惑がかかってしまう可能性を考慮して、どうするのが自分にとって最善かを判断することが重要だと感じました。

自分を省みると、やりたくないこと、自分でも無駄だと思うものこそ、ついダラダラとやってしまいます。だからこと、代わりになるものはないか?手間を減らすにはどうするか?を常に考えることを意識します。ダラダラとやってしまう背景には「完璧主義」もあると感じました。自分がやらないと、と無意識的に思ってしまうのです。「完了主義」は意識的に実践したいスキルの1つです。

0-80と80-100は同じぐらい大変だと思うが、0-80のほうが間違いなく価値が高い 100をひとつこなすよりも80を複数のほうがいいと最近は思うようになりました。

いい意味でできるだけ楽ができるか?を考え、空いた時間で自分らしく、自分が楽しいと思えることをこなしていきたいです。

あと個人的に、

10冊の流行のビジネス書を読むよりも、1冊の骨太の教養書を読もう。

はすごい刺さりました。Kindle Unlimitedで最近読んでるNewsPicks系の本の内容は正直どれも似たりよったりだと思うんですよね。。いいものをじっくり読むことがもっと必要だなぁと感じています。。